覚えた単語を使って英作文に挑戦!高校生のための実践練習法【英検2級対応】

単語を覚えたのに英作文で使えないあなたへ

「単語テストでは点が取れるのに、いざ英作文になると全然書けない…」

こう感じたことがある高校生は多いのではないでしょうか。

実際、塾で指導していても、次のような声をよく耳にします。

• 「単語帳で意味は覚えたのに、英作文では使えない」

• 「英検2級のライティングで思いつく単語が中学レベルばかり」

• 「共通テストの自由英作文で時間が足りない」

英作文は多くの高校生にとって大きな壁です。しかし、それは才能の問題ではなく練習方法の問題です。

単語を暗記することはもちろん大切ですが、それだけでは得点につながりません。大事なのは、覚えた単語を実際の英作文で「使える」ようにすることです。

この記事では、英検2級を目指す高校生を中心に、「覚えた単語を使って英作文に挑戦する」ための具体的な勉強法を紹介します。読んだその日から実践できる内容ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ単語を覚えても英作文に使えないのか?

「単語を覚えたのに使えない」という悩みは、英語学習の典型的な壁です。その理由を整理してみましょう。

1. 暗記=インプット、英作文=アウトプット

単語帳で覚えるのは「インプット型学習」です。意味やスペルを知っていても、それは受け身の知識に過ぎません。

一方で英作文は「アウトプット型学習」です。頭の中の知識を引き出し、自分の意見や文章に変換する作業が必要になります。このギャップを埋める練習をしていないと「知っているのに書けない」状態に陥ります。

2. 文法・語順の不安

たとえば increase という単語を覚えていても、次のような迷いが生まれます。

• 正しい使い方:The number of students increased last year.

• 誤った使い方:✕ Students increased the number.

単語を覚えても、正しい文法や語順に落とし込めなければ英作文では得点になりません。

3. 日本語からの直訳グセ

「日本語で考えて、それを単語ごとに訳す」クセがあると、不自然な英文になります。

例:

• ✕ 私は毎日勉強する → I every day study English.

• 〇 I study English every day.

英作文では「英語の型」で考える習慣が不可欠です。

覚えた単語を活用する3ステップ

では、どうすれば「知っている単語」を「使える単語」に変えられるのでしょうか。ここでは、すぐに始められる3つのステップを紹介します。

ステップ1:理解(意味+用例でインプット)

単語帳を見るときは「意味」だけでなく、必ず「例文」も確認しましょう。

例:increase = 増える

• ✕ 単語だけ覚える

• 〇 The number of students increased last year.

文脈の中で理解しておくことで、作文で引き出しやすくなります。

ステップ2:アウトプット(短文で単語を使う)

覚えた単語をその日のうちに使ってみましょう。

「単語カードに自分で例文を書く」「毎日1文だけ作文する」といった練習が効果的です。

例:

• 単語:environment

• 自作文:We must protect the environment for the future.

ステップ3:フィードバック(添削・自己修正)

書いた英作文は必ずチェックしましょう。先生や友達に添削してもらうのがベストですが、難しい場合はモデル解答と比べるだけでも構いません。

「自分の文と正しい文の違い」を見つけることが成長につながります。

高校生向け実践トレーニング(英検2級レベル)

ここからは、実際に「覚えた単語を使って英作文に挑戦」できる練習問題です。英検2級を目指す高校生にぴったりの内容になっています。

例題1:自己紹介(趣味について)

問題:あなたの趣味について20語程度で書いてください。

👉 解答例

My hobby is reading books. I usually read novels, and sometimes I read English magazines to improve my vocabulary.

👉 日本語訳

私の趣味は読書です。私はふだん小説を読みますが、語彙を増やすためにときどき英語の雑誌も読みます。

👉 解説

hobby / read / improve などの基本単語を活用。

• 「普段のこと」を書くときは usually を加えると自然。

例題2:日常生活(放課後の過ごし方)

問題:平日の放課後の過ごし方を25語程度で書きましょう。

👉 解答例

After school, I usually go to a cram school to study English and math. Sometimes I play tennis with my friends before going home.

👉 日本語訳

放課後、私はたいてい塾に行って英語と数学を勉強します。家に帰る前に、ときどき友達とテニスをします。

👉 解説

cram school(塾) は高校生らしい表現。

usually / sometimes の副詞を混ぜると文にリズムが出る。

例題3:意見文(スマートフォンについて)

問題:スマートフォンは便利かどうか、あなたの意見を書きましょう。(30語程度)

👉 解答例

I think smartphones are very useful because we can get information quickly. However, some students use them too much, which is not good.

👉 日本語訳

私はスマートフォンはとても便利だと思います。なぜならすぐに情報を得ることができるからです。しかし、スマホを使いすぎる生徒もいて、それはよくありません。

👉 解説

I think ~ because ~ の型はライティングで必須。

However を加えると論理展開に深みが出る。

例題4:英検2級過去問風(Opinion Writing)

問題:Do you think junior high school students should study abroad?(30語程度)

👉 解答例(賛成意見)

I think junior high school students should study abroad because they can learn English naturally. They can also understand other cultures and make international friends.

👉 日本語訳

私は中学生は留学すべきだと思います。なぜなら自然に英語を学べるからです。また、他の文化を理解し、国際的な友達を作ることもできます。

👉 解説

• 理由を2つ以上入れるのが高得点のポイント。

learn English naturally / understand other cultures は頻出表現。

よくあるつまずきポイントと解決策

1. 文法が不安で手が止まる

解決策:まずは「型」を暗記して使い回す。

I think ~ because ~.

It is important to ~.

2. 語順がわからなくなる

解決策:中学レベルの語順を徹底する。

• ✕ I every day study English.

• 〇 I study English every day.

3. 単語が思い出せない

解決策:言い換えでカバーする。

deliciousvery good

environmentthe world around us

習慣化のコツ

1. 毎日「1単語1文」ルール

単語帳から1語選び、その単語を使った文を書く。

2. 日記やSNSに英語を混ぜる

日本語日記の最後に1文だけ英語を足す。

3. 友達や先生と作文交換

1日1文の交換だけでも大きな力になる。

4. 添削アプリやAIを活用

Grammarly や ChatGPT を活用して即フィードバックを受ける。

まとめ

英作文で大切なのは「覚えた単語を使う練習」を続けることです。

• 単語暗記はスタートにすぎない

• 文法の型を使えばすぐに書ける

• 言い換えで表現力を広げられる

• 毎日のアウトプットが得点につながる

英作文は継続すれば必ず伸びます。今日から少しずつ始めてみましょう。

英作文力を伸ばすおすすめ参考書レビュー(英検2級・準1級対応)

『英検2級ライティング大特訓』

特徴:2級頻出テーマを網羅。採点基準に基づいた解説が充実。

メリット:1問30分で練習でき、部活や学校で忙しい高校生でも取り組みやすい。

おすすめの使い方:1日1題解いて、模範解答を真似して練習。

『英検準1級ライティング大特訓』

特徴:準1級に加え、大学入試の自由英作文対策にもつながるテーマが多い。

メリット:意見の書き方や段落構成のパターンを習得可能。

おすすめの使い方:週末に1題じっくり解き、段落構成を意識して復習。

『英作文のトレーニング(自由英作文編)』

特徴:日本語→英語への変換練習で「使える英語」に強化できる。

メリット:段階的にレベルアップ可能。添削例が豊富で比較しやすい。

おすすめの使い方:毎日1題を解き、模範解答と比較して自分の弱点を記録する。

とにかくやってみる!

英作文は、やればやるほど伸びる分野です。特に英検2級や準1級のライティングは、大学入試の自由英作文にも直結します。

👉 今日から「単語を覚えたら、必ず1文書く」を始めましょう。

👉 そして、自分に合った参考書を1冊決めて使い込むことが合格への最短ルートです。

準1級を目指す人は、英検準1級ライティング攻略へ

英検準1級ライティング攻略法|高校生のための自由英作文トレーニング

※「英検®」は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本サイトで掲載している内容は学習者の参考のために作成したものであり、同協会とは一切関係ありません。出題傾向や問題例については公式情報ではなく、独自に編集した内容です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました