共通テスト英語リスニングでの時間配分
共通テストのリスニングは、全体の配点が高く、時間配分と集中力が勝負です。
「音は聞こえるけど、答えを選ぶ時間が足りない…」と感じたことはありませんか?
この記事では、共通テストリスニングで高得点を狙うための時間配分・先読み・集中維持のコツを解説します。
1.共通テストリスニングの特徴を理解しよう
共通テストのリスニングは、全6問構成・配点100点。
難易度は問題が進むごとに上がり、聞き取りスピードと判断力が問われます。
大問 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
第1問 | 短文リスニング | 1文で完結、基礎確認 |
第2問 | 対話文(1往復) | 会話の意図・数字に注意 |
第3問 | 長めの会話 | 設問先読みが超重要 |
第4問 | 図表・グラフ問題 | 情報整理とメモ力が鍵 |
第5問 | 講義ナレーション、グループでの会話+選択 | 要約力・集中力が必要 |
第6問 | 対話、3人の会話+選択 | それぞれの意見を聞き取る・集中力が必要 |
2.高得点者がやっている時間配分のコツ
共通テストの音声は問1と問2は2回流れますが、問3以降は一度しか流れません。
各設問にどのくらい意識を置くかで、得点が大きく変わります。
- ⏱️ 第1〜2問: 緊張などでまだ調子が出ていなくても焦らす、2度目に読まれた文でしっかり確認。焦らず耳慣らし。
- 🧭 第3〜4問: 設問先読みを素早く。選択肢のキーワードを覚える。
- 🔥 第5問: 物語・説明型。前半でテーマをつかみ、後半で判断。
POINT: 問題冊子にメモを取るのはOK。
ただし書きすぎず、「数字・場所・意図」のみに絞るのがコツです。
3.設問を「先読み」して答えの方向を決める
先読みとは、音声が流れる前に設問の内容を予測するテクニック。
英語を全部聞いてから考えるのでは遅いので、あらかじめ「どんな答えが来そうか」を想定しておくことが大切です。
先読みの手順
- 設問と選択肢の動詞・名詞に注目(何が問われている?)
- 選択肢の違いを見て、答えの方向を予測
- 音声が始まったら、「想定通りの展開か」を意識して聞く
例:
Q. What will the woman probably do next?
→ 動詞 “do” がポイント。「次に何をするのか?」を予測して聞く。
💡TIP: 先読み中に「わからない単語」があっても止まらない。
全体の流れ(誰が・何を・いつ・どこで)を押さえるだけで十分です。
4.集中を保つための聞き方のコツ
- 💬 会話問題: 最後のセリフが答えになりやすい。
- 🧾 ナレーション問題: 最初の2文でテーマをつかむ。
- 👂 全体通して: わからない1文にこだわらず「聞けたところで判断」する。
また、聞き取り中に意識すべきは「内容」より「構造」。
who / what / where / why に注意して聞くと、情報が整理しやすくなります。
5.試験前にやるべき練習3選
- ① 音読+シャドーイング: スピード慣れ&耳慣れに最適。
- ② 模試の時間計測練習: 1回分を通しで解いてリズムをつかむ。
- ③ スクリプト精読: 聞き取れなかった部分を分析して原因を特定。
📘おすすめ:
過去問・予想問題を使い、「先読み → リスニング → 答え合わせ → シャドーイング」までを1セットに。
6.まとめ|「聞き方の順序」を意識すればリスニングは伸びる
共通テストリスニングで高得点を取るには、
①時間配分 → ②先読み → ③集中維持 の3つがカギです。
焦らず、毎回の練習で「聞き方の型」を身につけましょう。
本番でも落ち着いて内容を追えるようになります。
🎯POINT:「全部聞き取る」ではなく、「答えに必要な情報だけ拾う」意識を持つ。
これが高得点者のリスニング思考法です。
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