高校英語の長文読解を得意にする5つのコツ|読むスピードと理解力を同時に上げる勉強法
「英語の長文になると内容が頭に入らない」「最後まで読めても何を言っているかわからない」──そんな悩みを持つ高校生はとても多いです。
実は、長文読解の苦手は「単語力」ではなく「読み方の順番」に原因があります。この記事では、読解を得意にするための5つのコツと、実践トレーニング法をわかりやすく解説します。
1. 文の構造を意識して読む
長文を読めない最大の原因は「主語と動詞の関係」が見えていないことです。文法の知識は“テスト対策”のためではなく、“読むための地図”として使いましょう。
例:The book I bought yesterday was interesting.
→ 主語:The book / 動詞:was
→ 関係詞節(I bought yesterday)は「book」を説明しているだけ
まずは文の骨格(主語+動詞)を見抜く練習から始めましょう。構文把握ができると、どんなに長い文でも「読み解く軸」が見えてきます。
2. 意味のかたまり(チャンク)で読む
英語は「語順」で意味を伝える言語です。日本語のように後戻りして理解しようとすると、読むスピードが落ちてしまいます。
❌ I / went / to / the / library / to / study.
⭕ I went | to the library | to study.
このように「意味のかたまり(チャンク)」ごとに区切って読む練習をしましょう。目の動きを止めずに読む“チャンクリーディング”は、速読・多読の基礎になります。
3. 接続詞・指示語を追って読む
英語の論理構造をつなぐのは、接続詞(but, because, however など)と指示語(this, that, it, they)です。
これを意識できるかどうかで、文の流れをつかむ力が大きく変わります。
- however の後:前と反対の内容
- because の後:理由や原因
- this / that の後:直前の内容のまとめ
接続詞・指示語を「リーディングの信号」として読むことで、長文の構造が自然と見えてきます。
4. 内容を予測しながら読む
長文を読む前に、タイトルや設問から内容を予測しておくと、理解度がぐっと上がります。
タイトル:The Benefits of Reading Books
→ 本を読むことのメリットが書かれていると予測できる
この「予測読み(予測スキミング)」は、共通テストや大学入試でも非常に有効です。事前にテーマをつかんでおくと、本文中で必要な情報を素早く見つけられるようになります。
5. 時間配分を意識する
共通テストや私立大の試験では「時間との戦い」が重要です。内容を理解できても、解答時間が足りなければ得点にはつながりません。
おすすめの流れは次の通り👇
- まず設問を先に読む(何を探すかを明確に)
- 本文をチャンクで速読し、根拠を探す
- わからない語は飛ばして全体の意味を優先
1長文あたり10分を目安に、時間感覚をつけておきましょう。
読解力を鍛えるおすすめステップ
いきなり長文に挑戦するのではなく、段階的に読む力を育てるのがコツです。
- ① 短文リーディング:文構造を分析する練習
- ② 中文:段落ごとに要約して理解を深める
- ③ 長文:設問を意識して全体を読む
「量」より「質」を意識して練習を積むと、英語を読む筋力(リーディング筋)が確実に鍛えられます。
まとめ|高校英語の長文読解を得意にする5つのコツ
- ① 文の構造を意識して読む
- ② 意味のかたまりで読む
- ③ 接続詞・指示語を追う
- ④ 内容を予測しながら読む
- ⑤ 時間配分を意識して読む
リーディングは「慣れ」と「型」を身につけることで確実に上達します。焦らず、1日10分のトレーニングを続けていきましょう。
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