英検準2級のライティング問題は、試験全体の約25%を占める大切なパートです。
リーディングやリスニングが得意でも、ライティングで点を落とすと合格点に届かないことも少なくありません。
この記事では、準2級ライティングで高得点を取るための「3つのコツ」と「実際の解答例」を紹介します。Instagramではポイントを簡単にまとめましたが、ここではより詳しく解説していきます。
1. 準2級ライティングの概要を知ろう
英検®️準2級のライティングは合計2題で以下の形式で出題されます。
- 問題形式1:与えられたトピックに対し、自分の意見を書き、その理由を2つ以上述べるもの。
- 語数目安:40〜50語
- 配点:16点(4技能合計650点満点中)
- 採点基準:
- 内容(質問に答えているか)
- 構成(論理的にまとまっているか)
- 語彙(適切な単語が使われているか)
- 文法(正しく文を作れているか)
- 問題形式2 : 相手から届いたEメールに返信するもの。問題文にある下線部の特徴を問う具体的な質問を二つし、メールで尋ねられたことに対する自分の答えを書くもの。
- 語数目安 : 40〜50語
- 配点 :12点
- 採点基準. : 内容、語彙、文法
つまり、ただ英語を書けばいいわけではなく、型を守って、理由を2つきちんと書くことが合格のカギです。
2. 問題形式1で高得点を狙うための3つのコツ
コツ① 型を覚える
準2級レベルのライティングは、「文章の型」を覚えてしまえばスムーズに書けます。私の授業でも最初に覚えてもらうおすすめ表現は以下の3ステップタイプです。
- 意見(導入):I think〜 because…
- 理由(展開):First,〜. Second,〜.
- まとめ(結論):For these reasons,〜.
この型に当てはめるだけで、語数が自然と増え、採点基準を満たしやすくなります。
コツ② 具体例を入れる
抽象的な文章よりも、具体的な例を入れると説得力が増します。
- Bad例:Studying English is important.
- Good例:Studying English is important because I can communicate with foreign friends when I travel abroad.
具体例があるだけで、採点者に「書ける!」という印象を与えられます。
コツ③ 語数を調整する
準2級は40〜50語が基準です。短すぎても減点、長すぎても時間を取られます。
以下の工夫で調整しましょう。
- 接続詞を活用:and, but, because, so
- 簡単な例を追加:for example, for instance
- 結論で一文足す:That is why I believe〜.
3. 実際の解答例(モデル答案)
ここで、過去に出題されたトピックを使ってモデル解答を示します。
問題例
Some people say that high school students should study abroad. Do you agree with this opinion?
模範解答(47語)
I think high school students should study abroad because they can learn many things.
First, they can make their English good by talking with local people.
Second, they can learn different cultures.
For these reasons, studying abroad is very good for students.
4. 解答例のポイント解説
- 導入で意見を明確に
→「I think… because…」でスタートすると自然。 - 理由は必ず2つ書く
→「First」「Second」で整理すると読みやすい。 - 語数チェック
→47語とちょうど良い長さ。試験中は最後に必ず数えること。 - 文法は中学レベルで十分
難しい文法は不要。正しい基本文を積み重ねる方が高得点につながります。
5. 学習の進め方
- まずは「型」をノートに書いて暗記
- 過去問や予想問題を使って、1日1題は練習
- 書いたら必ず「語数チェック」「理由が2つあるかチェック」
- 余裕があれば、先生や友達に添削してもらうと良いです。自分では気づかない指摘もあると思います。
6. まとめ
英検準2級のライティングは、
- 型を覚える
- 具体例を入れる
- 語数を調整する
この3つを守れば、安定して高得点が狙えます。
解答例を真似しながら練習することで、短期間でも点数アップが可能です。
👉 Instagramでは「3つのコツ」を図解で紹介しましたが、実際に解答を書く練習はブログでじっくり取り組むのがおすすめです。
次回の記事では「問題形式1でよく出るトピック集(環境・テクノロジー・学校生活)」をまとめますので、ぜひチェックしてください!
本記事で使用している「英検®」の名称は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。記事内容は独自に編集した学習情報であり、公式見解ではありません。
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